HOME » 【連載】横浜モテカツ娘のマンツーマン英会話体験談 » 「どうしよう。ウソついちゃった」英里・27歳【前編】

「どうしよう。ウソついちゃった」英里・27歳【前編】

好きになった彼が海外赴任。英語を話せない女性の物語

「好きな人のために、嘘をついてしまいました」

横浜市に暮らす28歳のOL・英里。友人の恵の結婚式で大手商社に勤める淳との出会いをきっかけに英会話を始めることになった。

休日は家で寝てるか、カフェで読書か。そんな彼女にとって淳の口から飛び出す世界各国の話はどれも新鮮。淳にとっても、興味津々に話を聞いてくれる彼女との空間は居心地の良いものだった。

その後、淳と何度もデートを重ねることになった英里。大手商社に勤める長身イケメンの淳とのデート…英里はシンデレラストーリーを着々とのぼりつつあった。

しかしある日、淳の口からこんな言葉が飛び出した。

「いずれは海外勤務が決まってるんだ。もう何年日本にいられるか…」

英里にとっては思いがけないことだった。たしかに、日本に企業に就職して海外に勤務することなんておかしな話。でもそんなおかしな出来事が、エリートの世界では当たり前に起きている…。

「…わたし、英会話やってるから!」

英里の口からとっさに出た一言は、そんな受け入れがたい現実に必死に食らいついていこうとする、彼女の真摯な姿勢を表していた。

(“から”ってなによ、わたし。しかも、英会話なんてやってないのに!…あぁもう、なんでこんな嘘ついちゃったんだろう)

家路に着く途中、彼女は思い惑いながらも、あることだけはすでに気持ちを固めていた。

「嘘は嘘だけど、ホントにしちゃえばいいんだ。彼のために英語をたくさん勉強しよう」

帰りの相鉄線。英語がまるっきり話せない人向けの勉強法を、英里は徹底的に調べ上げたのだった。

海外赴任が決まっている淳のために、
英語を話せない英里が学んだ勉強方法とは

「中高ともにろくに英語を学んでこなかった自分を呪いたい」

肩を落としながらスマホで検索したところ、どのサイトも似たような薄~いことを言っていてちっとも役に立たない。

けれども共通して言えることは、英語にふれ続けることが重要のようだ。英里が調べたなかでよく見た方法は以下の4つ。英里が決めた勉強方法とは?

英字新聞を読む

ハードルが高く感じるが、日本のニュースを英語でまとめたメディアや海外のエンタメ情報などもあるので親しみやすいのがポイント。ただし一記事読むのに相当な根気が要るため英里は断念した。

海外ドラマ・映画を見る

ドラマや映画であれば、楽しみながら日常会話に親しめるようだ。しかもわからない単語もストーリーの文脈で理解できるのが◎。しかしスタート時からある程度の知識が求められる点で英里には厳しそうだった。

英語学習教材で学ぶ

書店に並ぶ英語の学習教材を用いた勉強法だ。独学、という紹介のされ方が多い。自分のペースで進められるため初心者に人気のようだが、わからないことがわからない英里にとっては何から始めればいいのかすらわからなかった。

英会話教室に通う

わからないことだらけの初心者の英里にとって、一から先生が教えてくれる英会話教室はベストな選択肢だった。週に1,2回程度であれば無理なく続けられ、良い意味で強制力も働くのもポイントだ。

「…絶対にハズせない条件があるんです」
英会話教室に通うことにした英里のこだわりとは

英単語の知識や会話時の発音などなど、わからないことがとてつもなく多かった英里。そんな彼女に一から手ほどきしてくれるのはたしかに英会話教室しかないだろう。しかし、英里はあることを危惧していた。

それは、わきあいあいとした集団授業。最近ではグループレッスンと言われているらしい。

「人見知りで、しかも英語が苦手だから…」

そんな彼女が求めていた条件は「マンツーマン授業」。

英里が英会話を学ぶ目的は、あくまでも淳のため。楽しく学べるに越したことはないが、自分にとって最適で確実に学べる方法といえば、この方法しか浮かばなかった。

「他人の目を気にせず、自分のペースで英語をしっかり学びたいんです」

いつもはどこか哀しげで、いじらしい彼女の目は、いま、横浜で一番たくましかった。

>>「仕事が忙しい私の救世主」英里・27歳【後編】